教員免許状更新講習概要

教員免許状更新講習

沖縄大学 2018年度教員免許状更新講習概要

【必修領域】・・・6時間受講必須です。

教育の最新事情(6時間)

担当講師:池間生子(沖縄大学人文学部教授)
嘉数健悟(沖縄大学人文学部准教授)
吉川麻衣子(沖縄大学人文学部准教授)

「国の教育政策や世界の教育の動向」「教員としての子ども観、教育観等についての省察」「子どもの発達に関する脳科学、心理学等における最新の知見」「子どもの生活の変化を踏まえた課題」の4つの事項について、主に小学校・中学校・高等学校・特別支援学校教諭を対象に講義する。この内容の講義を通して、教員に求められる最新の知識・技能の修得と今日的な教育課題についての理解を深めることをめざす。

【選択必修領域】・・・6時間受講必須です。

教育の情報化とICTの活用(6時間)

担当講師:金城秀樹(沖縄大学法経学部准教授)

本講習では、教育の情報化のねらいとICTの活用例、そして、ICTを活用する上で不可欠な、情報モラルや情報セキュリティについて学習します。加えて、ICTを活用した協働学習について、演習を通して体験します。演習では、タブレット端末の基本的な操作方法を学習した上で、グループに分かれて協働学習に取り組みます。

チームワークとモティベーションを考える -キャリア教育を念頭に-(6時間)

担当講師:島袋隆志(沖縄大学法経学部准教授)

学級・部活動という学校生活だけでなく、様々な場面で「チームワークを発揮していこう!」、「もっとモティベーションを上げて!」という言葉を耳にする機会がありますが、これらの言葉は単に掛け声のようにしても使われています。しかし、この2つの言葉はキャリア教育にも通じる大事な要素です。本講義では、チームワークとモティベーションとは何かを座学とグループ学習から考えることを通じて、他者理解、自己理解を考えます。

学校教員が知っておきたい組織の不祥事・不正に対する法的考え方(6時間)

担当講師:春田吉備彦(沖縄大学法経学部教授)

本講義では、近年多発している、企業不祥事・企業の不正、学校における不祥事・不正についての具体的事例を取り上げて、その法的問題や防止策を分かりやすく説明する。具体的には、組織内部の内部監査制度の拡充といった商法上からのアプローチとともに、従業員や教職員の労働法上のアプローチ、例えば、内部告発や従業員の労働契約上の誠実義務との関係・過労自殺や病気休職・懲戒事例等といった労働問題や不祥事事例にも着目した複線的な視点を取り扱うこととする。

学校の変化と学習指導要領の改訂(6時間)

担当講師:黒木義成(沖縄大学人文学部教授)

近年、生産年齢人口の減少、グルーバル化の進展や絶え間のない科学革新等の中で、学校教育においては、新たな価値づけや目的の再構築が求められている。本講習では、まず学校を巡る様々な変化の状況を概観する。そして、平成28年12月21日の中央教育審議会答申の内容を踏まえて、新学習指導要領が改訂されるまでの状況やその理念、具体的な改正内容の理解等に迫るものである。

【選択領域】・・・18時間受講必須です。

社会学的発想で考える(6時間)

担当講師:宮城能彦(沖縄大学人文学部教授)

社会学的発想で社会や人間関係を改めて考えます。
物事は、それを見る角度や方法によって全く違ったものに見えてくる。とは言うものの具体的に社会を見て分析する訓練は大学でも意外と受けていないと思います。本講座は、社会学的発想を基礎に、世の中や学校教育を柔軟にかつ本質的に見て考え、豊かでユニークな発想ができるための実践的講座です。

こどものストレスマネジメント(6時間)

担当講師:松尾理沙(沖縄大学人文学部准教授)

近年、小学生、中学生のいじめや不登校など、心の問題に起因する様々な問題が教育現場に増えています。こどもの心の問題、ストレスについて、また、学級単位で簡便にできる認知の歪みに焦点を当てたストレスマネジメントプログラムやアサーショントレーニングプログラム(アサーションとは「自分も相手も大切にしながら行う自己主張」)についても学習します。

書くことによる教育の創造-「主体的・対話的で深い学び」の視点から-(6時間)

担当講師:梶村光郎(沖縄大学人文学部教授)

2017年3月末に告示された小学校の学習指導要領に見られるように、「主体的・対話的で深い学び」を今後小中高校において実現するよう求められている。このような学びをどう創るかという立場から、本講習では国内外の書くことによる教育の理論と実践を取りあげて検討する。書くことは、主体的な活動であり、書かれたものは対話の教材として用いられ、思考能力・判断力・表現能力を育むからである。

多様なニーズを持った子どもの理解と家庭環境の不安定さが子どもの将来のメンタルヘルスに与える影響を考える~スクールソーシャルワークと精神保健の立場から~(6時間)

担当講師:名城健二(沖縄大学人文学部教授)

近年、学校現場においては、心理・発達的な課題や家庭環境の複雑さを抱えた子どもたちをどのように理解し、対応していったらいいのかが大きな関心事となっている。多様なニーズを持った子どもたちの対応には、教師としての専門的知識に加えて、様々な専門家との連携が不可欠である。本講座では、子どもたちの様々な課題に対する理解と対応について、スクールソーシャルワーカーの立場から理解するのと同時に、家庭環境の不安定さが子どもの将来のメンタルヘルスにどのような影響を与えるか講義する。

小中学校の国語の授業づくりのために(物語文「お手紙」「故郷」を例に)(6時間)

担当講師:喜屋武政勝(沖縄大学人文学部教授)

小中学校の国語の授業づくりのために必要な、言語事項についての学習をしていきます。国語の教科は、日本語そのものを学習=指導の対象とする言語指導の側面と、日本語を用いて行う読み書き、話し聞き、すなわち言語活動の学習=指導が、おおきな二本柱として存在します。この講座では、そのうち物語文の読みの学習=指導について取り上げます。物語文、文学をめぐる身近で興味深い資料を準備しています。

小学校外国語教育(6時間)

担当講師:上原周子(沖縄大学人文学部教授)

今回の学習指導要領の目玉の1つが、小学校中学年への外国語活動、および高学年への教科としての外国語の導入です。これらの導入は、これまでの外国語活動の成果を踏まえたものであり、これまでの外国語活動の良さを活かし、発展させていくことが重要です。本講習では、新学習指導要領を読み解き、改訂のポイントや授業でどのように生かしていけばよいかについて実践例を交えながら説明します。※小・中連携の観点から中学校英語科教諭も対象とします。

いのちの輪を育てる保健教育・指導(6時間)

担当講師:山代寬(沖縄大学人文学部教授)

タバコ、アルコール、薬物など教育現場において問題になる依存症の真実を伝えることと、preventable death(防ぎ得た死)の臨床経験を伝え、依存症関連の日本一が目白押しである沖縄において健康長寿県復活をになう次世代を育てる保健教育・指導を内容とする。