国際コミュニケーション学科

国際コミュニケーション学科

天久 大輔

研究活動

 主に、英語教育の中でも英語教育法を中心に研究する。様々な学校と生徒が存在する中で、英語指導方法に絶対は存在しないと考える。コミュニケーションを活発にさせる英語学習を進めるためには、どんな指導方法が必要なのか?はたしてこの指導方法は本当に英語学習に有効的なのかを研究し、英語教授法を多角的な面から探していきたい。

 英語学習は失敗を怖れず、常に挑戦する姿勢が重要である。これは英語習得に限らず、人生においても好奇心を常に持ち続ける大切さに繋がる。例えば、人生において、「失敗してしまった」ことに直面したら人はその失敗にどう向き合うだろうか。そんな時こそ泥臭くも一生懸命這い上がろうとしてみよう。その姿勢が、成功や失敗に関わりなくきっとその人を成長させてくれると私は信じている。さあ共に始めよう、終わりなき英語学習の旅へ。

教育活動

 英語リテラシー、Basic English Ⅰ、Ⅱ、基礎演習、英語教育法などの科目を担当

所属学会

全国語学教育学会(JALT)、日本音声学会

渡邉 ゆきこ

研究活動

 中国語を初めて学ぶ人のために、インターネットを使った効果的な学習法の研究をしています。2009年からインターネット上にある学習支援システム・LMS(Learning Management System)に、独自の中国語学習辞書を構築し、授業や課外学習の支援を行っています。

 2012年には「中国語発音教育のための音声データベースの構築」というテーマで科学研究費(基盤C)を取得。マルチメディア辞書のコンテンツを転用することにより、誰でも簡単に音声を検索でき、さまざまな練習問題をワンタッチで作成することができるようにしました。同研究費は2014年度までの支給のため、2014年1月現在実証実験を進めています。

 今後はマルチメディア辞書の検索結果を元に、学生一人ひとりの弱点に合わせた練習問題を自動作成・自動採点する自己弱点克服機能を開発する予定です。

 「発音が難しい」と敬遠されがちな中国語ですが、ひとりでも多くの人にマスターして欲しいと思っています。

教育活動

 全学を対象とし、全くの初心者を対象とした「ベーシック中国語」から、国際コミュニケーション学科中国語コミュニケーションコースのビジネスにも役立つ「できる」中国語まで、幅広く指導を行っています。

劉 剛

研究活動

 中国(中華人民共和国)では近年、環境破壊が進行して問題視されている。これは近年の中国の経済発展において、工業開発の環境対策が後回しにされがちであること。 経済発展に伴う土地の過剰な開発;教条的な中央の統制による環境負荷の高い農耕牧畜計画の実行; 中央政府による環境対策の地方における不徹底などが原因と考えられている。

 わたくしのフィルト・ワーク地域は、中国の雲南省である。かつて雲南高地は東南アジア北部に隣接し、鉱石や木材、ゴムなどの第一次産品の輸出地域として知られ、近年ではその高度成長中のその社会的な不安定にもかかわらず、急速な経済発展をした地域、また前世紀70年代日本に魅力のある熱帯観光地と、あるいは“エスニック”料理の故郷として知られる。そこには、一貫して雲南省に住んで少数民族集団の姿がない。あったとしても、それは“癒し”とか“醇朴”とか、実態とはかけはなれた思いこみのイメージでしか語られない。わたくしの研究では、雲南地域での近代以前の歴史を解説することを通じて、雲南高地の人々が経てきた二千年の経験と、その結果としての現代を考える。それは雲南をモノとしてはなく民族集団の世界として認識する。あたりまえであって、忘れられていた方法である。

吉井 美知子

研究活動
1.ベトナムのストリートチルドレンとNGO

 もともと商社駐在員として住み始めたベトナムで、NGOに寄付を始めたのがきっかけです。自分もNGO活動にかかわるようになり、内部者として入手できる豊富なデータをもとに研究を始めました。どうして経済発展しているベトナムでストリートチルドレンが減らないのか、政府はこれにどう対応しているのか、NGOがケアをしようとすると政府から抑制や禁止を受ける話など、市民の視点から研究しています。

 市民が子どもをどう守るか、という視点で、日本の虐待問題や子どもたちの放射能からの保護についても興味を持っています。

2.日本からベトナムへの原発輸出

 3.11の後でこんな輸出計画があることを初めて知って、研究に取り掛かりました。表現や情報の自由がないベトナムで、もし色も匂いもない放射能が漏れたらどうなるか、子どもたちをどう守るのか、ベトナムの市民の動きはどうか。調査を行い、日本とベトナムの両方で発信を行っています。立地地元の漁村へも行きました。

宮城 公子

研究活動

 大学4年次の卒業論文は去年亡くなった加藤周一研究がテーマ。日本文学専攻でしたが「比較文学の大学院に行け」と指導教員に言われ、従いました。語学(英・仏)の未熟さがたたって四苦八苦。修士論文は、日本における「文学史」コンセプトの成立を追いかけ、西洋がやってきた自国の「文学史」記述という「政治」的意識(政治なんて関係ないようで実はある)を日本がどう取り入れ時にはねじまげ、「文学史」さらに「国文学研究」という分野ができたのかを考えました。加藤周一の力作が『日本文学史序説』だったというつながりも。

 その後は研究から数年遠ざかりました。予備校や塾、家庭教師、飲み屋のバイトなどで東京での超貧乏生活を楽しみました。有名予備校が女子の講師を採用しないことに怒り「ジェンダー」を考えることにもなりました。
がらりと環境が変わったのが、沖縄県の人材育成財団の試験に(ビリで)受かったアメリカ留学。その時期も英語で泣きまくり。結局「国文学研究」の大家でありながらアナーキーにその枠をはみ出してもおり、文学の実作者でもあったわがアイドル「折口信夫」について英語で考察することになりました。

樋口 耕太郎

略 歴

 1989年野村證券株式会社入社。ニューヨークおよび東京の投資銀行部門にて、不動産金融・証券化・マーチャントバンキングの専門家として約12年間勤務。2001年より、当時JASDAQ上場を果たしたばかりの不動産トレーディング会社、株式会社レーサムの共同経営者として金融部門を統括する。戦略的新規案件のほぼ全てを立案・実行し、中古不動産の売買会社に過ぎなかったレーサム社を、3年前後で業界最大手(当時)の先端的不動産金融グループへと成長させ、自らも同期間のグループ連結経常利益合計300億円の3分の1を生みだす。日・米において10年間にまとめた事業・案件のほぼ全ては、「日本初」、「業界初」の先端的案件であり、500億円の資産を対象とした平均投資収益率は、レバレッジを殆ど使わずに年率40%を超える。

西 泉

研究活動

 僕は、ノーム・チョムスキーという言語学者の追っかけ始めることで言語の研究に興味を持った。彼に出逢ったのは高校3年のときだった。ある雑誌に彼の言語に対する見解が紹介されていたのである。

 なぜそんなに彼に魅かれたのか?チョムスキーは、言語を社会から切り離し、人間の言語はヒトという生物が持つ種固有の生物学的プロダクト(産出物)であると言い切っていた。こんなに大胆なことを言ったのは、知の歴史上、彼が最初の人だろう。それまでは、言語を人間社会との関係で論じることが多かった。20世紀の言語論的転回を導いたソシュールもその例外ではない。でも、チョムスキーの書いたものを読むと、逆に、どうして言語を生物学的に扱わなかったのか不思議になる。チョムスキーの考え方を推し進めれば、言語学が自然科学にどんどん近づいてくる。

 類人猿に記号操作を教え込ませ、それによってチンパンジーも言語を使う能力があるという議論に対し、チョムスキーはきっぱりと「チンパンジーはもともと言語を使う能力があるが人間ほどうまく話せないだけであるという説は、人間はもともと空を飛ぶ能力があるが鳥ほどうまく飛べないだけである、というのと同じである」と述べている[酒井邦嘉 著『言語の脳科学』 p. 36]。

ディリープ・チャンドララール

研究活動

 わたしは日本語の美しさ、特にあいさつや敬語などの社会的美の心に魅せられて日本に来た。そして日本語における人間関係の表現を研究し、それを私になじみのある他の言語、つまり英語とスリランカのシンハラ語と比較しようと思った。今まで「社会言語学」の立場から、多言語・多民族社会の諸問題、近代国家の枠組みと言語的マイノリティの関係、民族対立、言語の消滅などの領域にわたって研究を行なってきた。 また、「認知言語学」の観点から言語表現を分析する試みを行なった。人間の認識パターン、発想パターンによって言語表現の多様なパターンが見られる。例えば、「Time is money」は本来何も関係のなかったものを、「価値」という類似性をもって結び付けている表現である。このように認知と言語の関係を見ていく。

クリス・ブラッドリー

研究活動

 2011年に6年越しの論文「外国語教育と精神性との関係」を完成させた。9人の先生にインタビューした結果をまとめたものだが、それぞれ持論の信念が実際のティーチングにどのような影響を及ぼすかについて異なった宗教(または無宗教)的な考え-精神的また宗教的な違いはあるにせよ、例えば一般的なティーチングにおいても教える相手に共感を寄せることが重要であるなど-を持っていた。 私自身、特定の教会や宗派に所属してはいないが、沖大でもこの共感を念頭にティーチングに携わって来たし、また 平和教育や環境教育などのグローバルな問題をできる限り講義で扱い、先の9人の先生も言及されていることだが、学生と精神的に深く関わる作業を継続している。このインタビューでの学びは絶大で、今も沖大でティーチングを続けている私の様々な指針となっているが、この中のほんの一部をある紀要に掲載している。そして更に数年をかけて、より多くの先生に同様のインタビューを行い、その結果を是非世界的な紀要に掲載したいと考える。

ページ